新居浜市のS型スレート雨漏り現場。葺き替え工事で依頼を受けたので屋根瓦を撤去していきます。
2025.03.01
みなさんこんにちは。街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。前回屋根の無料点検を新居浜市で実施し、葺き替えと葺き戻しでお見積りした所葺き替えにかかる予算が想定より安かったため、葺き替え工事を行うことになりました。本日は古い瓦を取り除けて、防水シートを貼り直していきます。前回ブログ新…
新居浜市の雨漏り屋根の葺き替え工事実施中！桟打ちや板金取付で瓦葺きの下準備。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
新居浜市で雨漏りに悩まされていた御宅の葺き替え工事中です。
古いS型スレートを取り除けてルーフィングを貼りました。
今から水切や桟打ちを実施します。
前回ブログ
新居浜市のS型スレート雨漏り現場。葺き替え工事で依頼を受けたので屋根瓦を撤去していきます。
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樋を変えない場合は樋に合わせて取り付けます。
繋ぐ場合は50㎜位重ねておきます。
基本はルーフィングの下にとりつけて、ルーフィング上から流れても樋に入るようにします。
樋の位置によっては次に出る立ち上げ木の上に付ける場合もあります。
瓦は使う部材によって勾配を一定にする必要があります。
軒先の瓦は樋に届くまで外側に出るので瓦の重心が水下側にズレます。
その為軒先は写真のように角木で立ち上げを実施して勾配なりに水平を保つ必要があります。
既存の屋根板、樋の状況、使用する瓦によって異なりますが、大体30～40㎜の高さになるように取り付けます。
逆に高すぎると軒先側が高くなり、流れた雨水が逆流してしまうので高さ調整は瓦を合わせながらきちんと調整します。
この角木は水抜きが付いているのでルーフィングの上に取り付けます。
ただし、縦幅は、決まった寸法で割るのは2段目からです。
軒先の1段目は屋根板の面から外に瓦がでます。
主な基準は
・面から約6～7㎝（裏面を伝って屋根板に巻き込まないため）
・樋に入る位置（葺き替えで樋を変えない場合）
に合わせて一段目の瓦の位置を決めていきます。
この後打つ桟木の目印に墨を打って印を付けます。
今回は後付けの被せる袖のため、袖部分も屋根板の端に角木を取付40㎜高くします。
＊元の瓦の種類によっては同じような角木が取り付けられている場合もあります。
袖部分はルーフィングの下に取り付けます。
軒先と違い、水抜きが無い角木を使用します。
被せ袖の場合、ケラバ板金をルーフィングの上に取り付けます。
被せ袖と地瓦の隙間に雨水が吹き込んだとしても、雨漏りしないように板金が拾う役目をしています。
軒先はもちろん樋に届く場所で調整する必要があります。
板金の外側の縁が先程付けた角木にフィットします。
そこに釘を打って停めます。
＊桟木より先に取り付けます（写真は桟木取付後）
谷の一番低いところ(谷芯）から、谷板金の幅分外側に取り付けます。
この2か所の桟木間は谷板金が入るので、瓦を留める桟木を取り付けてはいけません。
今回の瓦の縦幅寸法は280㎜なので、最初の軒先1段目以降280㎜間隔で棟際まで割付をします。
桟木は垂木上に釘留めしていきます。
瓦用の谷板金は両外側が立ち上がっています。
そこが谷部分に打った桟木に当たるようになり桟木上で釘留めします。
瓦施工前には防水処理のためシーラーを貼ります。
シーラーの位置は特に定まっていませんが、谷際の瓦が覆いかぶさる位置に取り付けます。
谷瓦の加工部分付近に取り付けることで防水＋高さ調整にもなり仕上りが綺麗になります。
以上で瓦ぶき前の下準備が終わりました。
谷板金は施工直前での取付でも構いません。
次回は瓦を葺いていきます。
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