新居浜市で立平板金屋根葺き替えの為のS型スレートの撤去とシート養生を実施しました。

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施工事例
新居浜市で立平板金屋根葺き替えの為のS型スレートの撤去とシート養生を実施しました。

工事のきっかけ

倉庫のS型スレートから雨漏りしているとの事で大工さんから連絡を受けました。
現場は切妻屋根の倉庫でS型スレートで施工されています。
室内から屋根板も見えましたが、釘から雨漏り、防水シートも劣化していました。
今後を考え、屋根を軽量化することで、立平の板金屋根を提案。
当社では瓦撤去と処分を承り実施させていただきました。

新居浜市屋根補修工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根補修工事

施工期間: 2人　半日

使用材料: 5.4ｍ×5.4ｍのブルーシート　2枚

築年数: 50年

建坪: １８坪

みなさんこんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。

今日は新居浜市の大工さんからの依頼です。ご近所さんの納屋の雨漏り点検です。
屋根のような専門会社は中々探すのが大変です。一生に何度も関わる事ではないですからね。
街の屋根やさん新居浜中央店は屋根工事が必要なお客様の架け橋になれるよう心がけます。

とは言っても、近くに大工さんがいることは困りごとの相談もできますし、私たちの
ような瓦屋さんも知っています。
何より地元の大工さんってのが安心です。

雨浸み特有の白い筋

対象の建物は離れの納屋で、S型スレートを葺いています。
軒天が無いので、屋根下から垂木と屋根板が見えます。

一定間隔に真っ直ぐ白い線があります。これは雨がにじんでいる跡です。
ほぼ１００％の確率で釘が突き刺さっている箇所になります。

S型スレートはセメントと砂を混ぜて固めたものです。瓦の上端に2か所釘穴が
あります。（いろんなところで作られていたので釘穴1つのものもあるかもしれません。）
今の釉薬瓦と違って桟木に引っ掛けないので屋根板にダイレクトに接しています。

室内にも

納屋の室内を見せてもらいました。
室内も天井板は貼っていない、垂木と屋根板が直接見える作りです。
外と同じように白い筋が見えます。

白い筋は満遍なくついています。大雨や台風も繰り返し受けてきたと
思うので少しずつ浸み込んでいくようになっています。
ひときわ大きい雨漏り跡がありました。室内に落ちていたのはここみたいです。

コケが広範囲に

屋根上に上がりました。
明確に割れている、ズレているはありません。
段差部分にコケが生えています。
瓦の被せ部分の段差には風などでゴミや塵が溜まったりしますが
スレート瓦は素材の砂とかも劣化で取れていくので水返し部分に
特に蓄積しやすくなります。

そうなると吹き込んだ雨水の排出も悪くなり写真のように
段差に溜まりコケが生えてきます。

同じS型スレートですが、増築で種類が変わっています。
増築は継手部分が最も雨漏りしやすいです。

瓦は悪くないですが、年数も経ち、雨浸みやコケが広範囲であることから
防水シート劣化と瓦水返しの汚れは全体的に広がっています。

部分的な修繕というよりは防水シートの貼り替えによる葺戻し
葺き替えなどの提案になります。

今回はお客さまの要望で屋根を軽くしたいとの事なので板金屋根に葺き替え
する方向になりました。
大工さんの知り合いの板金屋さん手配になるので自分たちは瓦の撤去処分を受けました。
残材の一時保管も可能なので瓦撤去依頼だけでも全然歓迎します。
細道ですが、大工さんの工場しか奥にないので、トラック付けさせてもらえるので助かります。

点検終了です。

以上で点検は終わりです。

全体的な修繕になると
葺戻し、葺き替えなど大きな修繕になってしまいます。
葺き替えのタイミングや理想は人それぞれです。
・屋根の劣化
・地震や台風被害や備え
などのきっかけ
・軽い金属屋根
・メンテナンスを抑えたい瓦
・瓦調で軽いルーガ
など求める内容も一人一人違います。
そういったお悩みを一緒に解決していけたらと思います。

撤去前準備です。

屋根撤去前の準備を行います。
廃材を積むため、トラックには荷台を空にしておきます。
荷台の枠に合板を囲い、ビスで留めます。

ブルーシートを掛たい箇所の角に２ｍの角木を建ててシートを貼り付けます。
瓦の飛び散りを塞ぐためです。

瓦を取り除け始めます。

瓦の取り除けを始めます。
S型スレートは基本的には土が入っておらず、桟木に引っかけもありません。
土たっぷりの屋根に比べれば撤去時間も費用も少ないです。
＊物価高騰なのに給料が増えないこのご時世には安いとは言えない・・・(´;ω;｀)

撤去は、トラック設置個所から遠い場所から始めます。

棟が取り除けれたら、地瓦を順番に取り除けます。
瓦を取り除ける時や持ち運んで運搬するときは結構中腰に
なります。傾斜面での作業なので足腰が中々疲れます。

軒先の樋と屋根板の距離は意外と広い。

軒先部分です。
普段、雨水は樋に落ちるようになっているのですが、瓦を葺いている場合
実際屋根板と樋の隙間は赤丸くらいあります。

雨水は表面張力で雨水が内側に巻き込むこともあります。
そのため屋根板の軒面から一定距離を出して施工します。
瓦だと具体的な距離は、水平で6センチ、流れに沿うと約7.5センチくらいです。
あまり出しすぎると、樋金具が届かなくなるのでこれくらいが基準です。

逆にコロニアルだと2センチ、板金屋根ほとんど出さないです。

つまり、葺き替える屋根材次第では樋の位置が現状だと機能しなくなる場合があります。
また、コロニアルや金属屋根だとバラ板では釘、ビスが隙間に入り効かない可能性もあるので
合板の貼り替えや増し張りが必須になります。

地伏せの取り除けが終わりました。
手前1/3は増築なので防水シートの劣化に差があります。

防水シートの撤去

棟に付いている木材や防水シートを取り除けます。
年数が経っているS型スレートの下葺き材はほとんどがこの状態になっています。
風が吹くとすぐ飛ぶので厄介です。

下地調整をします。
私たちもよく屋根板の増し張りをしない現場では代わりに下地調整という項目を
見積しています。業者によって内容は異なると思いますが、当社では
このように浮いている釘の打ち直しや腐敗している屋根板を部分的に取り替えたりするための
既存屋根板の全体点検をしています。

釘が浮いていると新しく防水シートを貼ると突き破ってしまう恐れがあるからです。

最後にブルーシート養生をします。
大工さんの作業もこの後あるので、多めには固定せず貼りました。

室内清掃

納屋などは天井板が無いことが多いです。
屋根板がバラ板だと隙間が多いので、砂やゴミが落ちてしまいます。
納屋に入って掃除機で落ちたゴミを吸い取りました。

以上で作業は終了です。
屋根材を撤去するのは
屋根業者（瓦、板金）か解体業者が主になります。
撤去だけでも承っておりますので、是非ご相談ください。

今回葺き替え撤去作業を提供していただいた山中建築さん、ありがとうございました。
一般建築では山中さんへのご相談も是非お願いします。

屋根で困ったこと、相談したいことがあれば
街の屋根やさん新居浜中央店にお気軽にご相談ください。
・新居浜市（新居浜、別子山）
・西条市（西条市、小松町、東予市、丹原町）
・四国中央市（土居町、三島、川之江、新宮村）で主に活動中
その他愛媛県内の地域のみなさまも是非！
0120-32-6886
ご相談、点検、御見積は無料です。
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