四国中央市で、屋根から崩れ落ちそうな袖瓦が。板金施工後復旧しました。
2024.10.25
こんにちは！まちの屋根やさん新居浜中央店です！前回のブログの続きです！前回ブログ四国中央市で、屋根から崩れ落ちそうな袖瓦を修復しました。今にも屋根から落ちそうな袖瓦を救出し、ケラバ板金を施工後復旧する工事となりました。それではどうぞ！ 復旧開始 前回のブログで、ケラ…
新居浜市で谷板金劣化からの雨漏り。板金交換のための瓦取り除けと復旧工事
工務店さんからの依頼です。
「谷部分から雨漏りしているので谷付近の瓦工事をしてほしい」とのことです。
古い谷板金は雨の集まる芯の部分に穴が開いています。
地瓦の釘割れも目立ちます。
雨が降る前の早期修繕を実施しました。
新居浜市 屋根補修工事,棟瓦取り直し,谷板金修理,屋根材(瓦)
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根補修工事,棟瓦取り直し,谷板金修理,屋根材(瓦)
- 施工期間
- 1日
- 使用材料
- 鶴弥釉薬防災エースハイシルバー （地瓦40枚 袖瓦6枚 角瓦2枚 軒瓦4枚） 谷シーラー、コーキング、シルガード
- 築年数
- 60年
谷はトタンですかね。錆がすごいですね。
谷芯（谷の一番低い部分）に亀裂あります。
谷に集まる水はこの谷芯に到達するのでここが破損していると
確実に雨漏りします。
雨の量と雨漏り被害が比例するくらいに
指で触るとすぐ穴を大きくしてしまいそう。
谷付近で多くみられました。
もちろんこれも雨漏りの原因になります。
屋根は外壁を守る為壁から一定距離が外側に出ています。
軒先瓦や袖瓦のような先端部分の瓦だと室内に直接漏ることはありません。
ですが、軒天が雨漏りで腐食したり、風の影響を受けやすくなります。
軒天に雨によるダメージが増えるとトラブルも増えます。
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屋根の軒・軒天の役割とは
同じ釘穴から割れていると思いますが、袖瓦の垂先まで
ひびが通り2つに分裂しています。
釘を打っていなかったり、効いていないと飛来する恐れもあります。
谷板金は板金屋さんに取付を依頼してもらってるので
こちらは、谷周りの瓦と棟の取り除け、復旧。破損瓦の差替えを御見積いたします。
取りのけた棟や地瓦を屋根上に保管しておきます。
谷部分だけでも結構な枚数になります。
取りのけ範囲は板金が取れる範囲になります。
ただし棟は千鳥間隔で積んでいるので一番下の棟瓦をとる範囲
以上に上の瓦は広い範囲で取りのけます。
取りのけるのは早いですが、復旧は瓦の切り口が場所によって
異なるのでバラバラにするとどの場所にどの瓦が施工していたか
分からなくなります。
そのため番号を記入して位置を把握することで効率よく復旧できるようにします。
バールで釘を取り除けます。
釘を全て取り除けると板金が持ち上がります。
棟から落ちた土など全て取り除けた後に
谷芯（一番低くなっている部分）を中心にルーフィングを敷いていきます。
谷はV字状なので交差する部分はルーフィングを重ねます。
ガルバリウム鋼板なのでトタンや銅板と違って
錆に強く耐久性にも優れてます。
谷によく使うので谷メンドと呼んでます。片面粘着性です。
谷板金の立ち上げより高く、上半分がスポンジなので瓦と板金の隙間に
フィットします。
そのためオーバーフロー防止をより強化します。
取りのけで割れた桟木は新しく、再利用に不安がある瓦は
新しいのに差替えます。
差替え瓦はハイシルバー色で濃いグレーになってます。
その後棟を復旧し始めます。
土の代わりにシルガード（南蛮漆喰）を使用します。
板金もきれいになって雨漏り解消です。
棟漆喰もきれいにに塗りました。
目視以上に重なり部分に破損があったので何度か
瓦をとりに戻る手間がかかりましたが、把握できる分は差し替え完了です。
谷交換部分とは別屋根になるのですがこちらも築50年なので
釘錆びは確認できた状態です。
お客さまには現状を説明して、また雨漏りしたときにはいつでも連絡してくださいと
伝えました。
谷板金のように修繕箇所には瓦と板金両方の作業が必要になる
場合があります。
特に瓦に被る板金は雨漏りに直結します。
「雨の量が多い時」「風が強い時」など特定の条件での雨漏りではなく
「雨が降れば漏れる」状況がほとんどなので早急に修繕してください。
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